これから免許をとる

二輪免許は16歳から取得できる
種類は7種類で、原付免許以外は
自動車教習所を利用することができる

原付免許(50ccまで)

原付免許は最も手軽に取得できる免許で、50cc以下のバイクに乗ることができる。試験は運転免許センターで行われ、最初に簡単な適性試験※を受け、問題がなければ学科試験となる。学科試験は48問・50点満点で45点以上を取れれば合格。実技講習へ進む。最後に3時限の乗り方講習を受ければ原付免許が交付される。

※適性試験は視力(両目で0.5以上※メガネ、コンタクト可)、色彩判別(赤、青、黄色の色彩判別が出来るかどうか)、聴力(名前を呼ばれて返事ができるか)、運動能力(原付の運転に支障を及ばす障害がないか)を試す。

小型限定普通二輪免許・AT小型限定普通二輪免許
(125ccまで)

125cc以下のバイクに乗ることができる。教習所を利用して取得する方法と、運転免許センターで直接試験を受ける方法の2通りがあり、教習所を利用する場合は、適性試験の後に学科教習と試験を受け、合格すれば技能教習へと進む。
技能教習は教習所のコースで乗車技術を学び、卒業検定で70点以上を獲得すれば卒業。そこから運転免許センターで適性試験・学科試験(正解率90%以上で合格)をクリアすれば免許が取得できる。運転免許センターで直接試験を受ける場合は、試験場にて適性試験・学科試験・技能試験・講習を受けることになる。
AT小型限定普通二輪免許は、125cc以下のオートマチック車に限って乗ることができる。オートマチック車はクラッチ操作の必要がないため、教習所での技能講習の時間は小型限定普通二輪免許よりも短く設定されている。

普通二輪免許・AT限定普通二輪免許
(400ccまで)

400cc以下のバイクに乗ることができる。免許取得までの試験などの過程は小型限定普通二輪免許と同じだが、小型普通二輪車より排気量や車体が大きく操作が難しくなるので、技能教習や技能試験の範囲や教習時間は増える。AT限定普通二輪免許は400cc以下のオートマチック車に限って乗ることができ、技能講習の時間は普通二輪免許よりも短く設定されている。

大型二輪免許・AT限定大型二輪免許
(排気量制限なし)

すべてのバイクに乗ることができる。大型二輪免許だけは取得可能年齢が18歳からになっている。免許取得までの試験などの過程は普通二輪免許と同じだが、技能教習や技能試験の範囲や教習時間は増え、難易度が上がる。AT限定大型二輪免許はすべてのオートマチック車に乗ることができ、技能講習の時間は大型二輪免許よりも短く設定されている。

原付免許試験に必要なもの

①住民票(本籍記載のもの。マイナンバーがある場合は黒塗りに)
②運転免許申請書(試験場で用意されている)
③顔写真(縦3.0cm×横2.4cmで6ヶ月以内に撮影したもの)
④本人確認書類(健康保険証やパスポート等)⑤筆記用具
⑥手数料(試験手数料1500円、交付手数料2050円、講習受講料4500円※)

※講習受講料は自治体によって異なる

自動車教習所を利用する場合のおおよその費用

免許の種類教習所料金の相場
(1)四輪免許あり
(2)四輪免許
  
教習内容
小型限定
普通二輪免許
(1) 75,000円
(2)110,000円
・学科試験
・技能試験(学科・技能)
・卒業検定(技能試験)
AT小型限定
普通二輪免許
(1) 70,000円
(2)100,000円
・学科試験
・技能試験
(クラッチ操作を除く学科・技能)
・卒業検定(技能試験)
普通二輪免許(1) 90,000円
(2)130,000円
・学科試験
・技能試験(学科・技能)
・卒業検定(技能試験)
AT限定
普通二輪免許
(1) 80,000円
(2)110,000円
・学科試験
・技能試験
(クラッチ操作を除く学科・技能)
・卒業検定(技能試験)
大型二輪免許(1)120,000円
(2)230,000円
・学科試験
・技能試験(学科・技能)
・卒業検定(技能試験)
AT限定
大型二輪免許
(1)120,000円
(2)200,000円
・学科試験
・技能試験
(クラッチ操作を除く学科・技能)
・卒業検定(技能試験)